富士山人blog

富士山人日記
地球温暖化と森林限界
今夏は富士登山出来なかったのですが、ここ数年富士登山の度に感じていたことは、森林限界が上昇しているのではないか?ということです。富士宮口登り、御殿場口下山のコースを良く利用するのですが、特に御殿場口宝永火口付近で見られる「パッチ」と呼ばれる急斜面に群生する先駆植物の位置が上がってきているのではないかと・・・。
これを裏付ける記事が静岡新聞の8月1日付の「駆け上がる森林限界」という記事にありました。静岡大理学部の増沢武弘教授は、7月30日から3日間、標高約2,400㍍の富士山宝永第二火口付近を調査したようです。同火口付近で教授らが長年続けている森林限界の定点観測によると「森林限界は近年加速度的に上昇している」とのこと。この付近の森林は宝永噴火でいったん失われ、噴火後300年掛けて標高2,500㍍付近まで回復し、最終的には3,000㍍付近まで戻ると考えられているようです。ちなみに、富士山の反対側、大沢崩れのある西側では宝永噴火の影響が少なく森林限界は東側よりも高い位置にあるようです。
この加速度的な森林限界の上昇は、地球温暖化が原因のようです。富士山自然誌研究会の菅原久夫会長は、「昔と比べて冬の寒さが緩んでいる証拠かもしれない」と話しております。山頂の永久凍土も年々減ってきているようです。永久凍土の減少は地盤が緩む原因になるとも言われております。今夏、過去最高の43万人が登山した富士山、一方、年々緩む地盤。このまま地球温暖化が進んだら富士山を後世に残すことが出来るのだろうか・・・。

参照:静岡新聞(朝刊)、2008年8月1日、「環境異変 駆け上がる森林限界」
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# by fujiyamanchu | 2008-10-31 11:11 | 日記
富士山の入山料
10月17日(金)静岡新聞の社説に「協力金の周知まず徹底」という記事がありました。その記事によると今夏の富士登山者数は静岡、山梨合わせて過去最高の43万人に達したそうです。例年30万人弱くらいが平均ですので、今年の富士山はオーバーロードか・・・。
入山者が増えれば、登山道の傷み、トイレやゴミ問題、マイカー増などの負荷が増し、対応策が必要となります。山梨県の自治体の首長から環境保全のために入山料導入に向けた発言があるのも当然の成り行きか・・・。静岡県も6年ほどまえに法定外目的税や入山料を検討したが見送った経緯があるそうです。ただ、6年前とは世界遺産登録に向けた進捗状況に大きな変化があるので再検討してみてはと思うのですが・・・。
記事には、『本来、強制的な入山料よりも、任意の協力金の方が、富士山を積極的に保全する県民、国民の意識の高揚の在り方として意義が大きい』とあります。確かに自発的に「富士山を守ろう!」という気持ちが広がらなければ、世界遺産になっても・・・という気はします。しかしながら、現状はバイオトイレのチップ制の収納実績は45%だそうです。半分以上の登山者が1回200円のトイレ使用に関する協力金を忘れてしまったのか、ケチっているそうです。個人的には、トイレの度にコインを取り出す手間を省くためにも、登山口で一括徴収してはどうかと思っております。私自身の経験から、朝出発・夕方下山のスケジュールなら出発前に1回、8合目あたりで1回、山頂で1回、下山中に1回、下山後の5合目で1回、1登山で5回のトイレ使用となりますので、1人1,000円ほどまとめて徴収してはどうかと思います。トイレの度に取り出す手間、たまたまコインが無く札しか無かったなどの理由で仕方なくチップを納めることが出来なかった登山者も多いかと思います。今夏の場合なら、1人1,000円で4億3千万円となりますが、バイオトイレ1台に数百万円かかると聞いたことがありますし、その他の環境保全費用を考慮しても採算はどうなのか?
記事によれば、『入山料の徴収や入山規制は観光客減につながるとして地元から懸念の声が出るのも予想される。』とあります。又、徴収したお金をどのように分配し、誰がどのように使用するのかという課題もあるそうです。『富士山の8合目以上は富士山本宮浅間大社が所有し、市町の境界線も定まっていない。富士宮、吉田口など4本の登山道は静岡、山梨県それぞれの管轄で、入山料の徴収権者が多いのも障害になる。』とありました。入山料を徴収するのにも色々問題があるようです。でも、『富士山に感謝』『富士山を守ろう!』が大前提ならすんなり解決するのではないかと思います。

参照:静岡新聞(朝刊)、10月17日(金)、『社説 富士山の入山料 協力金の周知 まず徹底』
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# by fujiyamanchu | 2008-10-28 11:03
富士山「大砂走り」便利に
6月24日付の静岡新聞によりますと、「御殿場市は富士山下山の人気ルート「大砂走り」の利用促進を図るため、8月15日~18日の期間限定で御殿場口新五合目と水ケ塚公園駐車場を結ぶ臨時バスを試験運行する」そうです。水ケ塚駐車場に車を止めて表富士宮口から登り、御殿場口の大砂走りで下るコースが便利になり、登山客プラン設定の多様化につながるとしています。
臨時バスは各日とも水ケ塚~御殿場口が午前9時半から午後3時半まで、御殿場口~水ケ塚が午前9時10分から午後3時10までで、それぞれ1時間おきに計7本運行するそうです。所要時間は約15分、料金は500円となっております。
私も富士登山をする際、ほとんど富士宮口登り→御殿場口の大砂走りを下山するルートを使います。しかしながら、途中、宝永火口ルートへ折れ、富士宮口新6合目~富士宮口5合目に着く方法を選んでおりました。御殿場口5合目から富士宮口5合目への移動手段がなかったのと、宝永火口の壮大な景色を眺めながらの下山が好きだからではありますが・・・。ただ、お奨めルートではありますが、ガスっている時や暗くなってから通るのはなかなか危険ですので、ご注意を!道標となるロープや標識がなく、自然に出来た登山道だけが頼りのルートです。私も過去2度程迷子になりかけた思い出があります。1度は予定より遅れ暗くなった時、1度は濃霧で視界が悪かった時です。このような場合は迷わず御殿場口5合目に向かうことをお奨めします。ただし、バス・タクシーなどの交通手段にはご注意を!
御殿場口から水ケ塚駐車場までの臨時バスが運行されますが、早朝登山開始の日帰り登山ですと、帰りはどうしても17~20時の間の到着となってしまいます。その場合は、この臨時バスには間に合わなくなってしまいます。その辺りは今後の検討課題か・・・。
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# by fujiyamanchu | 2008-06-26 13:26
富士山登山道来月の解除困難
6月21日(土)の静岡新聞によると、「静岡県は20日、富士山の県内の富士宮口、御殿場口、須走口から山頂までの3つの登山道について、残雪量が多いため、7月1日の新五合目から山頂までの全面規制解除は難しいとの見通しを明らかにした」そうです。
多いところでは、3~4㍍の積雪が残っているそうで、今月末に再度調査し解除予定を発表するそうです。ただし、富士宮口は25日正午から新六合目まで規制を解除するため、宝永山への登山は可能になるそうです。
昨年も残雪の為、登山道の全面規制解除が遅れ、須走口は7月7日、富士宮口と御殿場口は7月18日と大幅に遅れました。お山開き登山を計画している方は要注意!
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# by fujiyamanchu | 2008-06-24 19:06
涼しげな富士山頂
昨日、6月12日(木)は朝から雨。午後から晴れ間が覗きうっすらと富士山頂が見えました。
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なんと山頂には雪が降っていたようで、積もっているのがわかります。

昨年も7月1日の山開きには登山規制がかかりましたが、今年も登山規制がかかるのか。昨年はスラッシュ雪崩(雪代)で富士宮口五合目付近で被害がありましたが、今年は大丈夫かな・・・。このところ順調に(?)雪が解け、山頂でも山肌が見えていたのに、また雪とは。今日は快晴で暑い日ですが、富士山頂を見るとちょっと涼しい気分。富士の麓に住んでいて得した気分。
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# by fujiyamanchu | 2008-06-13 11:09
「富士山頂 都心より汚染」「トルエン濃度は3倍以上」
富士山のゴミは減ったはずなのに・・・。3月27日付の静岡新聞にこんな見出しを見つけました。 少々驚きながら読んでみると、富士山自身の汚染では無いみたい。
早稲田大学の大河内博准教授、気象庁気象研究所、石川県立大などが昨年夏に行った調査によると、光化学スモッグの原因とされる発揮性有機化合物(VOC)を測定、このうちトルエンの濃度は都心の3倍以上だったそうである。トルエンの平均濃度は山頂で1.02PPM、同時期に新宿で測った0.33PPMを上回り、ベンゼンやキシレンなど他の物質の濃度も山頂の方が高かったそうです。直ちに人間の健康を損なうわけではないようだが・・・。
富士山頂は標高が高く、地表から汚染物質を含む空気が舞い上がるとは考えにくく、又、周辺の経済活動の影響を受けたとも考えくいそうです。遠くから飛来した可能性が否めず、国境を越えて汚染物質が飛んできている疑いもあるそうです。
日本上空は、アジア大陸から風で飛ばされた大気汚染物質や黄砂、すすなどの通り道になっているという指摘もあるようで、光化学スモッグを招く恐れがあるほか、すすなどの微粒子は雲を作りやすくするため、大気汚染や気象への影響が懸念されているそうです。
2008年はオリンピックの年、マラソンのメダル候補が大気汚染を懸念して出場を取り止めたとのニュースも耳にしました。富士山頂での大気汚染の原因解明に向け観測は続けられているそうですが、たまたま昨年夏の測定値が悪かっただけであることを祈るばかりです。

参照:静岡新聞、3月27日(朝刊)
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# by fujiyamanchu | 2008-04-03 20:16 | 日記
日本が燃料輸出大国へ!?
経済学の始まりは、「人間の欲求は無限である。しかし、地球の資源は有限である。その有限な資源をいかに有効活用するか?」を考えることから始まったと聞いたことがあります。無限の欲求を持った人類はすでに地球上に50億人以上、反対に貴重な資源は減る一方です。これだけを考えても昨今の原油高を理解することが出来るように思います。大きな人口を抱えている国が発展すればするほど、この傾向は弱まることは無いのではと感じます。
その為、代替エネルギーとしてバイオエネルギーが開発されているのですが、食糧難・飼料価格高騰・穀物価格高騰といった弊害も出てきているように思います。米や藁をも原料にしたバイオエネルギーが研究されているようですが、実用化が早まることを祈るばかりです。
そんな中、2月25日付静岡新聞夕刊に、「穀物高は無縁、温暖化対策も」可能にする夢のエネルギー源の記事がありました。そのエネルギー源は世界中の池や湖に生息し、自ら油を生成する藻の1種「ボトリオコッカス」という生物です。過去、オイルショック後米国で藻の研究が進んだそうですが、大量生産が難しくコストがかかるため実用化が厳しいとされていたようです。しかしながら、筑波大や国立環境研究所からなる研究チームは藻の中でも飛びぬけて油分を豊富に持つ「ボトリオコッカス」に注目し、増殖しやすい株を発見。窒素、リンなどの有機物が含まれる生活廃水や、工場から排出されるアルカリ性の廃液で薄めた水を与えると効率よく増殖することを突き止めたそうです。搾って油を抽出しても死なずにまた油を生産する、大きな可能性を秘めた生物であるそうです。細かい話になりますが、収穫量は1㌶当たり年間約120㌧で、効率はトウモロコシやベニバナの百倍以上。試算では30万㌶で生産すると、1㍑当たり155円程度と現在のバイオ燃料より安くなり、関東地方の面積があれば日本の輸入量はまかなえるということです。さらに効率の良い培養法を開発し、10年以内に実用化したいと考えているようです。
豊かな湧水に恵まれ、湖・池・貯水池が豊富な富士山麓、ボトリオコッカスを培養し、環境に優しい産油地帯を目指したら面白いのではないでしょうか?

参照:静岡新聞夕刊 2月25日
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# by fujiyamanchu | 2008-02-28 12:15
真っ白な富士山と思いきや・・・
太平洋側にも大雪が降り、各地で積雪を記録した2月9日(土)。富士宮市の朝霧高原でも雪が積もり、翌日は真っ白な富士山が拝めるかな~と思ったら、こんな感じでした。強風で雪が飛ばされたのか拍子抜け・・・

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# by fujiyamanchu | 2008-02-13 14:05 | 日記
見直される牛乳、朝霧高原に朗報か・・・
消費の低迷により在庫がだぶつくなどして、2006年に大量の牛乳が廃棄処分されました。又、温暖化対策の影響で、飼料となる穀物がバイオ燃料へ利用され、トウモロコシなど飼料の価格が高騰し、酪農家の経営が圧迫されるなど、酪農地域・酪農家の方々には明るいニュースがなかなか見つからない昨今でしたが、トンネルの中で明かりを見つけたようなニュースが1月26日の静岡新聞にありました。
「見直される牛乳」という記事によると、牛乳の消費量は、2003年まで年間5百万㌧台を維持してようですが、少子化、ソフトドリンクの選択肢増加などが原因で、2004年に5百万㌧を割り込んで以降、毎年2~3%の割合で減少しているようです。さらに追い討ちを掛けるように若い女性を中心に「牛乳には乳脂肪分が含まれていて太る」「牛乳は体に悪い」といった誤解が広まったことや書籍が出版されたことも影響しているようです。記事のなかでは、牛乳復権に向けて科学的な効能もアピールし、消費拡大に向けての多様な取り組みなどを紹介しておりました。
長い文章になってしまうので全てをご紹介出来ないのは残念ですが、要点だけ、
・牛乳の摂取量が多い人ほど体脂肪率が低い
・ダイエットに乳牛が貢献する
・食前のコップ1杯の低脂肪牛乳で、体脂肪量を効率よく減らせる
・牛乳の骨量維持、体脂肪の蓄積抑制のダブル効果
同じ紙面には、「乳の多様な効能」という金丸義敬岐阜大教授の記事もあり、その記事の結びには「抗体のタイプが異なるように、人乳と牛乳では含有成分の性質が全く同じというわけではありませんが、健康を保つための食べ物として利用する上で牛乳は十分に価値をもっているのです。」とありました。又、その紙面の下には、社団法人日本酪農乳牛協会の広告があり、「ミルクって、サプリかも。」のコピーが・・・。
2009年から厚生労働省がメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)予防を目的とした特定検診を義務付けるようです。私は勿論、「朝霧牛乳ダイエット」で頑張ります。


参考:2008年1月26日(土曜日) 静岡新聞 朝刊 10面 「見直される牛乳」
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# by fujiyamanchu | 2008-01-29 19:17 | 日記
平成20年度のマイカー規制のお知らせ
ふじさんネットワークの情報によると、平成20度のマイカー規制が早々と決まったようです。
<富士宮口>
規制区間;
富士山スカイライン登山区間(二合目~五合目、延長約13km区間)
実施期間;
7月19日(土)0時~21日(月)24時
8月9日(土)0時~18日(月)24時
8月23日(土)0時~24日(日)24時
マイカー利用;
二合目の水ケ塚駐車場(無料)に停め、シャトルバスまたはシャトルタクシー(ともに有料)を利用
問合先;
富士山スカイライン渋滞対策協議会(事務局:県道路企画室)、
TEL:054-221-3015

<須走口>
規制区間;
ふじあざみライン:足柄停車場富士公園線の登山区間(富士浅間神社付近(小山町須走)~須走口五合目駐車場)
実施期間;
8月8日(金)0時~8月10日(日)12時(正午)
8月15日(金)0時~8月17日(日)12時(正午)
マイカー利用;
無料臨時駐車場(「道の駅」建設予定地:小山町須走字精進川)に停め、シャトルバスまたはシャトルタクシー(ともに有料)を利用
問合先;
富士山須走口適正利用に向けた社会実験協議会(事務局:小山町企画調整課)、
TEL:0550-76-6133

マイカー規制を避けて富士登山しようとする方も多いように思いますが、富士宮口の経験で言えばシャトルバスを利用した方が楽かと思います。五合目駐車場に停められず、3km程下ったところに路上駐車し、そこから五合目まで歩いて登り、五合目からまた登山開始という登る前から過酷な道を選ぶよりは、バスで五合目まで確実に運んでもらった方が絶対にお奨めです。尚、須走口での昨年のマイカー規制の結果、お盆時期はその前年の2469台から847台と1/3に抑えられ、その結果、推計で約6㌧の二酸化炭素量削減につながったそうです。
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# by fujiyamanchu | 2008-01-23 18:04 | 日記


by fujiyamanchu
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