人気ブログランキング | 話題のタグを見る

富士山人blog

富士山人日記
「富士山頂 都心より汚染」「トルエン濃度は3倍以上」
富士山のゴミは減ったはずなのに・・・。3月27日付の静岡新聞にこんな見出しを見つけました。 少々驚きながら読んでみると、富士山自身の汚染では無いみたい。
早稲田大学の大河内博准教授、気象庁気象研究所、石川県立大などが昨年夏に行った調査によると、光化学スモッグの原因とされる発揮性有機化合物(VOC)を測定、このうちトルエンの濃度は都心の3倍以上だったそうである。トルエンの平均濃度は山頂で1.02PPM、同時期に新宿で測った0.33PPMを上回り、ベンゼンやキシレンなど他の物質の濃度も山頂の方が高かったそうです。直ちに人間の健康を損なうわけではないようだが・・・。
富士山頂は標高が高く、地表から汚染物質を含む空気が舞い上がるとは考えにくく、又、周辺の経済活動の影響を受けたとも考えくいそうです。遠くから飛来した可能性が否めず、国境を越えて汚染物質が飛んできている疑いもあるそうです。
日本上空は、アジア大陸から風で飛ばされた大気汚染物質や黄砂、すすなどの通り道になっているという指摘もあるようで、光化学スモッグを招く恐れがあるほか、すすなどの微粒子は雲を作りやすくするため、大気汚染や気象への影響が懸念されているそうです。
2008年はオリンピックの年、マラソンのメダル候補が大気汚染を懸念して出場を取り止めたとのニュースも耳にしました。富士山頂での大気汚染の原因解明に向け観測は続けられているそうですが、たまたま昨年夏の測定値が悪かっただけであることを祈るばかりです。

参照:静岡新聞、3月27日(朝刊)
by fujiyamanchu | 2008-04-03 20:16 | 日記
<< 涼しげな富士山頂 日本が燃料輸出大国へ!? >>


by fujiyamanchu
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
以前の記事
フォロー中のブログ
関連リンク
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧