富士山人blog

富士山人日記
富士山の入山料
10月17日(金)静岡新聞の社説に「協力金の周知まず徹底」という記事がありました。その記事によると今夏の富士登山者数は静岡、山梨合わせて過去最高の43万人に達したそうです。例年30万人弱くらいが平均ですので、今年の富士山はオーバーロードか・・・。
入山者が増えれば、登山道の傷み、トイレやゴミ問題、マイカー増などの負荷が増し、対応策が必要となります。山梨県の自治体の首長から環境保全のために入山料導入に向けた発言があるのも当然の成り行きか・・・。静岡県も6年ほどまえに法定外目的税や入山料を検討したが見送った経緯があるそうです。ただ、6年前とは世界遺産登録に向けた進捗状況に大きな変化があるので再検討してみてはと思うのですが・・・。
記事には、『本来、強制的な入山料よりも、任意の協力金の方が、富士山を積極的に保全する県民、国民の意識の高揚の在り方として意義が大きい』とあります。確かに自発的に「富士山を守ろう!」という気持ちが広がらなければ、世界遺産になっても・・・という気はします。しかしながら、現状はバイオトイレのチップ制の収納実績は45%だそうです。半分以上の登山者が1回200円のトイレ使用に関する協力金を忘れてしまったのか、ケチっているそうです。個人的には、トイレの度にコインを取り出す手間を省くためにも、登山口で一括徴収してはどうかと思っております。私自身の経験から、朝出発・夕方下山のスケジュールなら出発前に1回、8合目あたりで1回、山頂で1回、下山中に1回、下山後の5合目で1回、1登山で5回のトイレ使用となりますので、1人1,000円ほどまとめて徴収してはどうかと思います。トイレの度に取り出す手間、たまたまコインが無く札しか無かったなどの理由で仕方なくチップを納めることが出来なかった登山者も多いかと思います。今夏の場合なら、1人1,000円で4億3千万円となりますが、バイオトイレ1台に数百万円かかると聞いたことがありますし、その他の環境保全費用を考慮しても採算はどうなのか?
記事によれば、『入山料の徴収や入山規制は観光客減につながるとして地元から懸念の声が出るのも予想される。』とあります。又、徴収したお金をどのように分配し、誰がどのように使用するのかという課題もあるそうです。『富士山の8合目以上は富士山本宮浅間大社が所有し、市町の境界線も定まっていない。富士宮、吉田口など4本の登山道は静岡、山梨県それぞれの管轄で、入山料の徴収権者が多いのも障害になる。』とありました。入山料を徴収するのにも色々問題があるようです。でも、『富士山に感謝』『富士山を守ろう!』が大前提ならすんなり解決するのではないかと思います。

参照:静岡新聞(朝刊)、10月17日(金)、『社説 富士山の入山料 協力金の周知 まず徹底』
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by fujiyamanchu | 2008-10-28 11:03
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